競泳用水着の性能

100分の1のタイムを競う水泳競技会において、競泳用水着の性能は非常に重要であり、各メーカーでは日々研究を重ねています。その始まりは1990年代、当時は水着の面積が小さいほど水の抵抗が少ないと考えられていたためブーメラン水着が主流でした。

しかし、後に小さくする事が間違いであることに気付き、2000年代では鳥のカワセミからヒントを得て、水の抵抗を5.5%低減させたと言われる強力な撥水性能の水着が開発されました。

そして、2000年以降は泳ぎの姿勢や体が受ける抵抗なども考慮した水着が次々と開発されるようになり、全身を覆う競泳水着が最も適していると考えられたことから、2008年の北京オリンピックでは鮫肌加工のラバー素材で作られた水着が登場しました。この水着は特殊な超音波で接着されているため縫い目がなく、水着自体により体を引き締めることで水の抵抗を軽減し、撥水性にも優れている作りになっていました。

しかし、約2週間で世界記録が43個も入れ替わるなどの異例さに加え、選手の力以外で記録を伸ばしていることが明らかになったため2010年に使用禁止となりました。

現在では、水泳の公式大会において国際水泳連盟に承認された水着を着用しなければならず、男性はハーフパンツ、女性はハープスーツが主流です。それでもなお、軽量でストレッチ性に優れた特殊な素材や、特殊プレス加工など水着の性能は進化し続けています。




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